importz サンプルデータを使ってCSVファイルを出力してみる
サンプルデータを使ってCSVファイルを出力してみる
まずは、あらかじめ準備されているサンプルデータを見て、雰囲気を感じてみましょう。
メニュー(リボン)から、「importz」→「サンプル1(基本)」をクリックしてください。
すると、新しいブックにサンプルデータが生成されます。
シートは、全部で4枚あります。
この記事の目次
「表紙」シート
出力期間やCSVファイルの出力先など全体的な設定をします。
このサンプルでは、26行目以降に注目して見てみましょう。
ここでは、今回使う銀行口座や転記先勘定科目の設定を行っています。
26行目(楽天)
26行目では、次のような設定をしています。
- 「楽天」シートに
- 「楽天銀行」様式で入力様式を作成し
- そのシートの入出金については「勘定科目:普通預金」「補助科目:楽天銀行」「税区分:対象外」で仕訳を起票する
27行目(三菱)
同様に、27行目では、次のような設定をしています。
- 「三菱」シートに
- 「三菱東京UFJ銀行」様式で入力様式を作成し
- そのシートの入出金については「勘定科目:普通預金」「補助科目:三菱東京UFJ」「税区分:対象外」で仕訳を起票する
「楽天」「三菱」シート(銀行ごとの入力シート)
各銀行ごとの入力シートです。
「摘要対応表」シート
各銀行ごとの入力シートに入力された「摘要」欄に応じた仕訳を設定します。
たとえば、21行目の「ヤマダ(カ」では、
- 摘要が「ヤマダ(カ」の場合に、
- 入出金を、勘定科目「売掛金」、補助科目「山田株式会社」、税区分「対象外」、摘要「売上入金」として記帳する
という設定をしています。
下記の項目の意味がわかれば、最低限使いこなすことができます。
A列:入出金項目
A列で、どのシートに入力された入出金に対して、この行のルールを適用するかを指定できます。
たとえば、A29セルには「三菱」と入力しているので、29行目の設定は「三菱」シートの入出金に対してしか適用されません。
A列が空欄の場合には、すべての銀行のすべての入出金に対して、この行の設定が有効になります。
たとえば、A21セルは空欄ですので、21行目の設定は、すべてのシートの入出金に対して適用されることになります。
B列:入出金内容
自動起票の設定を行う「摘要」を指定します。
入力時には、ワイルドカード(「*」「?」)を使うことができます。
- 例1
-
「受取利息*」と入力すれば、「受取利息8月分」「受取利息9月分」など、「受取利息」で始まるすべての入出金明細に対してこのルールを適用できます。
- 例2
-
「*東京電力」と入力すれば、「8月分東京電力」「9月分東京電力」など、「東京電力」で終わるすべての入出金明細に対してこのルールを適用できます。
- 例3
-
「*東京ガス*」と入力すれば、「8月分東京ガス」「東京ガス8月分」など、「東京ガス」を含むすべての入出金明細に対してこのルールを適用できます。
C列~G列:勘定科目、補助科目、税区分、部門、摘要
B列で入力した摘要に該当する入出金があった場合に、記帳する科目を使います。
G列には、「{{ }}」で囲まれた特殊な記号を使って入力できます。
- 例1
-
「{{m月分}}」と入力すると、その部分が入出金月に置き換えられます。
たとえば、入出金月が6月の場合、摘要には「6月分」と表示されます。
その他の特殊記号は、入力候補表示をすることで見ることができます。
入力したいセルを選択後、シート上の「入力候補表示」をクリックすると、入力可能な特殊記号が表示されます。
仕訳プレビュー実行
メニュー(リボン)の「importz」→「全仕訳プレビュー」をクリックしてください。
新しいブックに仕訳プレビューが表示されます。
内容に異常がないかを確認して、問題なければ(仕訳プレビューの)ブックを閉じてください。
なお、仕訳プレビューを実行すると、銀行ごとの入力シート(「楽天」「三菱」シート)の右側にも、各行ごとの仕訳イメージが表示されます。
CSVファイル出力
CSVファイルを出力しましょう。
まず、いったん、ファイルを適当な場所に保存してください。
その後、メニューから「importz」→「CSV出力」をクリックしてください。
これで、「表紙」シートC16セルで指定した場所に、CSVファイルが出力されます。