importz 新規データを作成する
新規データを作成する
それでは、今度は、新しくデータを作成します。
この記事の目次
新規ブックを作成する
メニュー(リボン)から「importz」→「ブック作成」をクリックしましょう。
「シート名、入力様式などを入力後、リボンの「importz」→「銀行別入力シート作成」から入力シートを作成してください。」というメッセージボックスが表示されるのでOKをクリックしてください。
新しいブックに「表紙」「摘要対応表」シートが作成されます。
ここで、いったん任意の場所に、このブックを保存しておきましょう。
以下の説明では、「C:¥excel¥importtest.xlsx」というファイル名で保存したものとして、先に進みます。
「表紙」シートに必要事項を入力する
「表紙」シートに必要な事項を記入します。
出力期間
C14、E14セルには、仕訳を出力する「期間」を入力します。指定した期間内のデータだけCSVファイルに出力されます(※期間外のデータはCSVファイルに出力されません)。
ここでは、C14セルに「2022/4/1」、E14セルに「2023/3/31」と入力してください。
CSVファイル出力先
C16セルでは、CSVファイル出力先を指定します。
出力先は、入力の仕方により、次のように解釈されます。
- 「C:¥」や「¥」などで始めると、絶対パス指定
- その他の文字で始まる場合には、相対パス指定(ブックを保存したフォルダーからの位置指定)
今回は、「test¥testcsv.txt」と入力しましょう。
これは相対パスとして扱われます。そのため、ブックを「C:¥excel¥importtest.xlsx」という名前で保存している場合、「C:¥EXCEL」フォルダーを基準とした位置指定の意味になります。
ですから、今回作成するCSVファイルは「C:¥excel¥test¥testcsv.txt」に出力されます。
記帳対象銀行口座の設定
記帳対象となる銀行口座の設定をします。最大で10口座まで設定できます。
B列:シート名
(次のステップで)入力用シートを自動作成するときの「シート名」を入力します。制約はありませんので、(あなたにとって)わかりやすい名前をつけてください。
ここでは、B26セルに「楽天」と入力します。
C列:入力様式
入力シートの入力様式(≒銀行からダウンロードするCSVデータの様式)を選択します。
C26セルを選択した状態で、23行目付近に表示されている「入力候補表示」ボタンを押すと、一覧が表示されます。
今回は、「RAKUTENGINKOU 楽天銀行」の行をダブルクリックしましょう。
これで、C26セルに「楽天銀行」と入力されます。
この項目のように項目名の右側に「▼」が表示されている項目では、入力候補を表示させることができます。
D~G列:勘定科目、補助科目、税区分、部門
銀行入出金を記帳するときの勘定科目、補助科目、税区分、部門を指定します。
今回は、D26~F26セルに「普通預金」「楽天銀行」「対象外」と入力してください(部門欄は空欄にしておきましょう)。
入力シートを自動生成する
ここまで入力が終わったら、銀行入出金入力用シートを自動生成しましょう。
メニュー(リボン)から「importz」→「銀行別入力シート作成」をクリックします。
「入力用シートを作成・変更しました。」というメッセージボックスが表示されるので「OK」をクリックしてください。
これで、「楽天」シートが自動的に作成されます。
「楽天」シート(入力シート)にデータを入力する
「楽天」シートに入出金データを入力します。
あらかじめ、サンプルデータを準備していますので、それを使って入力をしてみましょう。
サンプルCSVファイルをダウンロード
まず、次のCSVファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルをエクセルで開く
そのファイルをダブルクリックしてエクセルで開いてください。
そして、入出金データ部分をコピーしてA21セルに貼り付けてください。
できれば、上記のようにタイトル行は除いて貼り付けてもらったほうが無難です(面倒な場合には、タイトル行を含めて全体を貼り付けても構いません)。
「仕訳プレビュー」を実行
この段階で、いったん「仕訳プレビュー」を実行してみましょう。
メニューから「importz」→「全仕訳プレビュー」をクリックしてください。
すると、「摘要一覧に該当しなかった明細があるので処理を中断します。それらの明細を対応表に追記しますか?」というメッセージボックスが表示されます。
「はい」をクリックすると、さらに「出力データを作成できませんでした。CSVファイル出力を中断します。」というメッセージボックスが表示されます。
「OK」をクリックすると、「摘要対応表」シートに、ルールを登録する必要がある「摘要」が自動で表示されます。
このように、銀行入出金データを登録したら、まず「仕訳プレビュー」を実行することで、「摘要対応表」シートに入力すべき情報を洗い出すことができます。
「摘要対応表」に必要な情報を入力後、「仕訳プレビュー」を再実行
続けて、「摘要対応表」シートのC~G列に必要な情報を入力しましょう。
今回は、C21~G23セルに、次のように入力してください。
勘定科目 | 補助科目 | 税区分 | 部門 | 摘要 |
---|---|---|---|---|
売上高 | 赤城株式会社 | 課税売上10% | 売上入金 | |
法定福利費 | 対象外 | {{m月}}分社会保険料 | ||
支払報酬料 | 村瀬弁護士事務所 | 課対仕入10% |
先ほどと同じように、メニューから「importz」→「全仕訳プレビュー」をクリックすると、新規ブックに仕訳プレビューが表示されます。
出力内容の確認が終わったら、仕訳プレビューが出力されているブックを閉じてください。
「CSV出力」を実行
実際に、CSVファイルを出力してみましょう。
まず、操作しているエクセルファイルをいったん保存してください。
その後、メニューから「importz」→「CSV出力」をクリックしてください。
これで、指定した場所にCSVファイルが出力されます。