消費税から建物購入価格を逆算する
マンションのような、
土地・建物を一括で購入するような契約の場合。
帳簿に記帳するために、
購入総額を、
- 土地
- 建物
に按分しないといけません。
消費税額から、建物価格を逆算
そういう場合に、
比較的簡単に処理ができるのが、
「契約書に消費税額が書かれているケース」
です。
例えば、
購入総額 5160万円(うち、消費税160万円)
等と書かれている場合。
次のような感じで、
建物・土地に購入金額を按分できます。
割合の計算は、何が100%になるのかを考えよう
今回のような、
「割合」が絡む計算の場合は、
- 「何」が100パーセントにあたるのか
- 「求めたい数字」は、「何パーセント」にあたるのか?
を考えて、
いったん「100%」の数字を作ってしまう
のがポイントです。
消費税率8%を前提とすると、
消費税額 | 8% |
税抜金額(本体金額) | 100% |
税込金額 | 108% |
というような関係になっているわけです。
ここまでわかれば、
あとは、次のように計算ができるわけです。
- まず、100%の金額(税抜金額)を作る
-
「税抜金額」=「消費税額」÷8%
- 目的の金額(税込金額)を作る
-
「税込金額」=「税抜金額」×108%
最終的な計算式は、
「消費税額」÷8%×108%
パーセント付きの計算式も、
エクセルでは、そのまま入力できますので、
上記の式を、
そのまま、計算式化してやれば、
先ほどの計算式(下記に再掲します)ができるわけです。