【エクセル初心者向け】データの照合・突合・比較をする方法

エクセルで、複数のデータが一致しているかどうか比較をしたいときがあります。

このページでは、データを比較・照合・突合をする上での一番基本的な方法を紹介していきます。

※下記を再生しても音は出ませんので、音が出せない環境でもご安心ください。

手元にあるデータのうちで、他の表の中に存在していないデータを見つける

まず最初に、一番基本的なパターンについて解説していきます。

次のように、A列にデータが入力されています。

その中から、D列に「存在していない」データを見つけたいと思います。

syougou_1_1

方法は、いくつかあるのですが、今回は、countif関数を使った方法を紹介します。

countif関数を使って存在しないデータを見つける

B1セルに次のような計算式を入れ、下にコピーします。

=countif($D$1:$D$10,A1)

そうすると、次のようにB1セル~B10セルに数値が表示されます。

syougou_1_2

この数値は「D1セル~D10セルにある同じデータの件数」を表していますので、次のような意味となります。

  • 該当データなし→0
  • 該当データあり→1
    ※D1セル~D10セルに複数件同じデータがある場合には、2以上になる場合もあり

注意点

A列とD列のデータの関係を考えると、次の3パターンがあり得ます。

パターン A列にデータがある D列にデータがある
1
2 ×
3 ×

先ほどのデータでいうと、次のように分けられます。

  • パターン1:無色
  • パターン2:うす緑色
  • パターン3:うす黄色

syougou_1_3

ところが、今回の方法では「パターン3」のデータを判別することができません。

syougou_1_4

言われてみれば当たり前だと思うのですが、意外と勘違いするケースが多いので気をつけてください。

他の表に入力されているデータで、手元の表にないデータを見つける

なお、先ほどの「パターン3」にあたるデータを見つけるためには、E1セルに次のような計算式を入れ、下にコピーします。

=countif($A$1:$A$10,D1)

すると、先ほどと同じようにE列に数値が表示されます。

数値の意味も全く一緒で、「0」の場合はA列にデータが存在していないことがわかります。

syougou_1_5

2つのデータの違いを見つけたい場合

A列に入力されたデータとD列に入力されたデータの「違い」を見つけたいという場合には、上の2つを組み合わせます。

具体的には、B列、E列にcountifを使った計算式を入れます。

計算結果が「0」のセル(下の図では、薄緑色・黄色)が、お互いに「違っている」セルということになります。

syougou_1_6

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