エクセルの能力よりも自分の仕事力を上げるのが先かも
当たり前の話なのですが、
エクセルは万能ではないな、、、
ということを感じることがあります。
エクセルを覚えるよりも大事なこととは?
エクセルを覚えるだけではダメなのだな、、
ということに気づいたのは、
外資系企業に勤めている知人と話しをしていたときのことです。
外資系企業では、英語よりも大事なことがある
その知人は、次のような話をしてくれました。
「英語が話せるから出世できるわけではなく、
元々優秀な人が、英語を話せるから出世できるんだよね」
「英語は、その人の能力の限界を決めるだけで、
その人の能力を伸ばしてくれるわけではないんだよ」
例えば、
ある人(「Aさん」とします)が
日本語で仕事をするとしたら、
100点満点で95点の仕事ができる人だとしましょう。
もし、
こんなAさんが英語で仕事をすることになった場合。
英語が下手だったら、
そのうちの30点分しか周りに伝えることができず、
30点しか能力がない人に見えてしまうかもしれません。
でも、
英語が十分上手になれば、
その人の本来の能力である95点分の能力がある人
として評価されるわけです。
この人は、
英語が上手になったことで、
周りから評価されるようになりますが、
評価されたのは、
元々優秀な人だったからなわけです。
能力がない人は、英語を学んでもムダ
一方で、
別の人Bさんは、
元々日本語でも30点の仕事しかできないとしましょう。
こういう人は、
英語が上手でも下手でも、
30点の能力としか評価されません。
当たり前ですね。
もともと、
日本語での仕事が30点の人なんですから、
英語が話せようが、話せなかろうが、
30点より点数が増えるわけがないのです。
エクセルも、それだけでは役にたたない
実は、エクセルについても、
似たようなところがあるように思います。
- ピボットテーブル
- オートフィルタ
- if関数
- vlookup関数
など、役に立つ機能は、いっぱいありますし、
それらを覚えれば、確実に仕事は速くなります。
でも、
元々、
エクセルがなくても「優れた資料」を60分で作れた人であれば、
エクセルを覚えれば「優れた資料」を5分で作れるようになりますが。
エクセルなしで「役に立たない資料」を60分かけて作っていた人は、
エクセルを覚えても「役に立たない資料」を5分で作れる人にしかならない
わけです。
エクセルを学ぶことで
欲しい資料を「速く作れる」能力は身につきます。
ただ、
もともとの「欲しい資料」の感覚が「ずれてしまっていたら」、
残念ながら、エクセルを学んでも、その感覚は変わらない、ということです。
ということで、
エクセルのテクニックを磨くのも大事ですが、
根本の仕事スキルを磨くのも大事ですよ、という話でした。