支払調書エクセルシート(2023年版)
外注費の支払情報を集計して支払調書を作成するエクセルシートを作成しました。
不動産の支払調書については、下記ページをご覧ください↓
エクセルで不動産賃借料支払調書を作成(2023年版)
この記事の目次
報酬・料金の支払調書の作成対象
士業(行政書士除く)の報酬や、デザイン料、翻訳料などの報酬の支払いをした場合、翌年の1月までに支払調書を作成し、税務署に提出します。
エクセルシートの使い方
このエクセルシートは、次のように使います。
会社情報・作成年度の入力
メニュー画面(=使用方法の説明シート)から「会社情報入力」をクリックします。
シートが切り替わるので、あなたの会社(あるいは事業主)の情報と、支払調書の作成年度(2021年分を作成するのであれば「2021」)を入力します。
入力が終わったら、シート下方にある「使用方法シートに戻る」をクリックして、最初のメニュー画面(=使用方法の説明シート)に戻ります。
支払先情報の入力
メニュー画面(=使用方法の説明シート)から「報酬・料金の支払調書作成」をクリックします。
シートが切り替わったら、支払先(=外注先)の住所・氏名・個人番号などの情報を入力します。
また、支払調書に「摘要」を記載したい場合には、その摘要も入力します。
入力が終わったら、画面右上の「支払額入力」ボタンをクリックしてください。
支払額の入力
外注先への支払額・支払内容についての情報を入力していきます。
支払は、同一人物への支払を合算して入力してもいいですし、支払ごとに別々の行に入力しても構いません。
※上の例の(青山良子さん)への支払いのように、同一人物に同一区分・細目で、複数行の入力がある場合には、支払調書作成時に合算して表示されます。
支払調書の作成
入力が終わったら、左上の「報酬・料金の支払調書作成(税務署提出用)」をクリックします。
新しいブックに支払調書が作成されます。
このマクロでは1つのシートに、最大で4人分の支払調書が作成されます。
今回の例では5人分のデータが入っていますので、1つ目のシートに4人分、2つ目のシートに1人分の支払調書が作成されます。
支払調書を外注先に送付する場合
外注先に支払調書を送付する義務はありませんが、先方の要望や昔からの慣例で賃貸人に支払調書を送付する場合もあると思います。
その場合には、マイナンバーを記入した書類を送付してはいけないことにご注意ください。
今回のマクロでは、左上にある「報酬・料金の支払調書作成(支払先交付用)」をクリックすることで、マイナンバーが入っていない状態の支払調書を作成できます。
必要に応じて、お使いください。
ダウンロード
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注意事項
計算結果が正しいかどうかは保障できません。
また、このエクセルシートを使用したことによるいかなる損害も補償できません。
あくまで、自己責任でお使いください。
支払調書のよくある誤解
支払調書の作成範囲、作成後の処理について、よくある誤解をまとめました。
- 法人に対する支払いも支払調書の提出義務がある
-
法人に対して支払いをした場合、源泉徴収をする必要はありません。
でも、支払調書は提出する必要があります。 - 支払を受ける人に、支払調書を送る必要はない
-
支払調書は、支払調書は税務署に提出する必要があるだけで、支払いを受ける人(=外注先)に送付する義務はありません。
ですから、面倒な場合は、送るのを省略してしまっても(少なくとも法律的には)問題はありません。
しっかりと業務範囲を理解して作業をしてくださいね!